DIASYS netmation

復水器水質モニタ

概要

火力発電プラントの運用において、復水器の海水のリークが発生する場合があります。
この復水器の海水リークの対処が遅れると、ボイラ・タービンのメンテナンスが必要となり、数か月のプラント運転停止期間が発生する大きなトラブルに繋がる可能性があります。
こういったトラブルは、海水リークの早期対処により防止することができます。

そこで、信号の不確実さを排除し、運転員の判断を容易にする復水器水質モニタを開発しました。この復水器水質モニタより、海水のリークによる水質の局所的変化を検出することができます。

特長

  • 従来品よりも精度の高い計測が可能
    従来の酸電気伝導計では計測不能であった起動・停止でも計測することができます。
    また、CO2共存下での影響を受けません。
    ただし、起動時の真空上昇から真空上昇後2時間の感度低下があります。
  • リーク位置の特定に有効な分布計測
    従来の電気伝導度系のサンプリング点(たとえば4点)のみに対し、分布計測が可能です。
    また、ホットウェル内の電気伝導後の分布を表示します。

検出原理(分布式電気伝導度計):特許出願中

センサケーブルに対してパルス状の電圧を入力し、入射端の電圧の時間変化を計測します。
電圧の時間変化は、センサ、ケーブルの長手方向にわたる水の電気伝導度の変化に換算できます。

検出原理

システム構成

復水器内に敷設されたセンサケーブルの電気特性を分析し、データをパソコンに連続収録して水質の有無を判定します。

イメージ:システム構成

仕様

復水器水質モニタの表は以下の通りとなります。

項目 仕様
最小検知濃度 0.15%(復水に対する海水濃度)(注)
位置分解能 センサーケーブル長にて1m以下
測定可能距離 センサーケーブル長にて約100m
計測周期 約1分

(注)面積225m2、流量1570m3/Hの復水器にて、1メートル四方に拡散する海水リーク量で10L/H相当

実機測定例と検塩計の比較

検塩計では、ユニット停止後から次の起動後数時間まで計測できませんでした。
本水質モニタは、起動時の真空上昇から真空上昇完了までを除き誤検知が無く、容易にユニット停止に至るリークの判断をすることができます。
また、2次元のマップ表示により、視覚的にリークを把握することができます。

実機測定例と検塩計の比較

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